第14回:「『モノ』を言う‼闘う若手司法書士の進言」

今回も日本の「ガラパゴス化」について申したいと思います。前回は稀に見る良い例に触れました。今回は、あらためて「経済」について触れたいと思います。

この小さな島国である日本。日本人は世界地図で日本が中心の地図を子供のころから見慣れてきたので、すぐに日本の位置がわかります。しかし、地球儀だと、その様相が違い、

幼ない頃は、地球儀上で日本列島を見つけ出すのは、大変だったと思います。国土面積は小さいけれど、国力はそれに反比例する、大きな影響力を世界に及ぼす国に間違いはないです。

しかし、日本独自では発展していくことが困難になってきました。「世界の中の日本」であり「日本の中の世界」では、国際化社会が進む中で通用しなくなりました。前回、「お米」と「お金」で「モノ」の貸し借りの起源は未だに変わっていない事を述べました。刑事ドラマや時代劇で犯人や悪役が、自分たちの要求を受け入れさせるように強要する場面で、「人質」を取って、自分たちの要求を受け入れさせようとする場面を見ることがあります。これは、「人質」を盾にして、自分たちが交渉のイニシアチブを取ることにより、更に強いプレッシャーをかけるためです。時代劇に出てくる「交渉術」を日本の中では行われているのですから、これは、やはり、世界に出ると「クレーム」がきており、その度に日本は改善する様に勧告されております。

さて、身近なお金、経済の話をしましょう。皆さん、複数の銀行、金融機関に預金口座をお持ちではないでしょうか?「知り合いに頼まれて」「付き合い」などの理由で口座を開設したことはございませんか?私も事務所を開業するにあたり、管理や確定申告の際に複数の口座を持つと煩わしいので、一つの銀行だけにしようと思い、一つの銀行だけと考えておりました。しかし、司法書士会の会費は、岡山の第一地銀から口座落とししている様で、私はその第一地銀に口座を開設しておりませんでしたので、司法書士会の方から「岡山県人なのに、あの銀行に口座を持ってないの⁉」と、若干、非県民扱いされた感じでしたが、「口座落としの手数料が掛かるから、その第一地銀に口座を開設してもらえませんか?」と言われ、

仕方なく口座を開設しました。岡山県司法書士会の会員(司法書士)でも400名程度在籍しておりますので、開業する際は、皆さん、この地銀で口座を開設するので、ある意味営業マンか⁉と内心思いますが、それも「タブー」かもしれません。

次回は、銀行を中心とした、日本の金融制度の「タブー」を述べたいと思います。