「鴛鴦(OSHI-DORI)」第1章第3話「迷宮の入口」の解説
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今回は第1章第3話・おしどり夫婦~おしどり一家に潜む「闇」が見えた?~です。
O社に出向いた真凛と優也は、いろいろな情報を得て、この案件の難しさを知ることになりますが、まず最初に、第2話のあらすじを紹介します。
真凛はO社に出向く前の打ち合わせで、犬飼家と中川家が半分ずつの権利を持っているO社のリスクに気付き、さらに経営者一家との面談で、それぞれの意識が異なっていることを知ります。
中川家は、いかにも妻側の母娘の力が強そうな感じです。
そして真凛は、社長室の片隅で小さくなっている「婿殿」こと中川義正に、そっと名刺を渡しました。
中川義正(54歳)は、自営業の軽トラック運転手から身を起こしてO社の創業者となった人ですが、何故か妻の達子と義母の貞子の言いなりになっています。
そして、父の清之助のことでも悩んでいる様子です。
中川達子(53歳)は、元々はO社に就職した運転手でしたが、義正と結婚して母の貞子と共に今はO社の経営者となっています。
実は最近では夫との関係や、母に支配されている状況に疑問を持ち始めている様子です。
犬飼貞子(79歳)は、「司法代書人」の家に生まれたらしく、中途半端に法律に詳しいためか、中川家の大きな財産が相続で娘の達子に入ってくることに期待しており、孫の犬飼道夫を義正の養子にしようと企んでいます。
以前は経理を担当しており、今でもO社の経営判断の中核を担っているようです。
にわか仕込みの知識を駆使して優也がプレゼンをしていますが、あまり興味を示さない貞子は、義正に席を外させた後に「中川家の財産が入ってくるから大丈夫」と言い、さらに「孫の犬飼道夫を養子にさせるつもり」という言葉を聞いて、真凛はこの案件は一筋縄ではいかないと感じます。
真凛は、貞子の言葉への達子の反応に不審な感じを抱き、優也に「達子社長から連絡があると思う」と予告します。
こうして、二人は迷宮に足を踏み入れて行くのです。
真凛は、O社の経営陣3人が、それぞれ違う思いを持っており、それぞれが悩んでいることに気付きます。
優也はまだ、そんなことには気付いていないようですが。
専門家業界では、まだ横文字がカッコいいと思い込んでいる人が少なくないみたいですが、特に高齢者の方々に話される際には、できる限り分かり易い言葉を使うべきだと思います。
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次回予告です。
次回は「おまけ:マリンの部屋にようこそ!その1~難しいお話、真凛が解説します~」ということで、話と話の間の企画として、真凛が専門用語や法律の話などを解説するコーナーとなります。
ここでは第1話から第3話で出てきたポイントを説明します。
お楽しみに!!
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