●資産を持つ者や会社を経営する者には、
「高貴なる責任」が課せられます。

資産がある人物、政治家、経営者などは、
人の上に立つ者として、その立場に
必要最低限相応しい考え方、姿勢を
身につけていることが必然なのです。

その中で、決してやってはならないことは、
たった二点。
1つは、人間として卑しき言動行動を取らないこと。
もう1つが、貪らないこと。

なぜなら、資産家、経営者は
「存在」としての影響力が極めて大きいからです。
つまり、それは人々から羨望の眼差しを受け、
尊敬、憧れを持たれるようなヒーローでなければなりません。

また、そのヒーローがある日突然いなくなってしまっても、
残された者たちが内輪揉めを始めたり、会社存続が危ぶまれないように、
考えられる未来の事態に対して一定の手を打つことは、
人の上に立つ者として当然の務めであります。

ここがキチンと果たされるか否かで、
死後そのヒーローの本当の人物評がハッキリ分かれます。

笹川能孝